サカタインクス、サインディスプレイのPET廃材リサイクル開始

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サカタインクス(株)(上野吉昭社長)のグループ会社であるサカタラボステーション(株)および阪田産業(株)は、(株)名古路商事(名古屋市北区)とPET廃材の再利用化に向けた実証実験を開始する。
同社は、印刷やパッケージ産業における廃棄物の再資源化に向け、現在、国内4工場での実証実験を進めている。実証実験を進めるにあたり、廃棄物の素材ごとに適したパートナーの選定を進めるなかで、6月に発表した金属スクラップ、8月に発表した廃インキ等の廃液に引き続き、グループ会社のサカタラボステーションおよび阪田産業と、名古屋にある梱包材料のリサイクル専門商社である名古路商事が協業して、サイン&ディスプレイの加工工程で発生するPET廃材の再利用化に向けた取り組みを開始することとなった。
サカタラボステーションと阪田産業は、広告物を製作・加工する段階で環境に配慮した材料を選択するなど取り組みを行っているが、現状では製作・加工過程で発生する廃材PETを産業廃棄物として処理している。この様な現状を改善し、廃棄物の再資源化によるサーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを開始する。
