タイププロジェクト、「TPゴシック」長体シリーズの提供開始

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タイププロジェクト(株)(東京都練馬区、鈴木功社長)は3月25日、ゴシック体のフォント「TPゴシック」の長体シリーズ、「TPゴシック コンデンス」と「TPゴシック コンプレス」を発表した。
TPゴシックは、AXIS FontやTPスカイなどサンセリフ体を多く提供してきた同社初のゴシック体のフォント。今回、発表したTPゴシック コンデンスとコンプレスは、長体に求められる省スペース効果を発揮するとともに、実用的な書体に必要な高い可読性を備えている。詳細なテストを行い、コンデンスは85%、コンプレスは70%の長体率で設定している。TPゴシックは、コンデンスとコンプレスを加えてウエイトと字幅の二軸をもつ高性能なファミリーへと拡張することで、さらに汎用性の高い書体となっている。
また、落ち着いたオーソドックスなグロテスク系のサンセリフ書体である欧文は、x-height(エックスハイト)を少し高めにして文字幅を若干狭めに設定することで、欧文単体での読みやすさはもちろんのこと、引き締まったフトコロの和文との相性の良さを意識して設計されている。