共和印刷(岐阜)、破産申請へ-負債2億円
共和印刷(株)(岐阜市折立柿添371-1、設立1963年5月、資本金3,000万円)は6月30日に事業を停止し、岐阜地裁への破産申請を弁護士に一任した。負債総額は約2億円(2024年12月期決算時点)。
同社は1930年に創業した老舗の印刷業者。当初は官公庁との取引を主体としていたが、官公庁の予算縮小等もあり、近時は地元企業からの受注が中心となっていた。ダイレクトメールや新聞、折込チラシ、雑誌等の印刷を手掛け、ピーク時には年間売上高約3億8,000万円を計上したが、近時はインターネットの普及により紙媒体需要が落ち込み、2024年12月期は売上高が約1億5,000万円にとどまっていた。
2025年12月期に入っても業績は回復せず厳しい運営が続いていたことで、事業継続を断念した。
(東京商工リサーチ調べ)