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ECO3、ドイツのオフセットプレート工場にクリーンエア技術導入

(左から)ヨルク・クロイツァー氏(MD,ISW)、マーカス・クラウス博士(MD,ECO3 Wiesbaden)・クリスチャン・テブロークCEO
アルミニウムコイル、ECO3 ウィズバーデン工場

 ECO3(本社/ベルギー)は7月1日、ドイツ・ウィズバーデン工場における排気ガス浄化のための新しいRTO(蓄熱式ガス処理装置)施設の建設を記念してイベントを開催した。

 ECO3のクリスチャン・テブロークCEOは、約300万ユーロにおよぶ今回の投資について、「これはECO3の生産体制を強化するための確かな決意の表れであり、ECO3の世界的な生産ネットワーク、ひいては我々の中期的戦略における不可欠な要素である」としている。

 RTOとは、生産工程で発生する排気ガスを処理するための高効率な空気浄化プロセス。排気ガスが未処理のまま放置されると、VOC(揮発性有機化合物)は大気汚染の原因となり、健康や安全へのリスクをもたらす可能性がある。RTOによってこれらの汚染物質は高温で分解され、発生した熱が再利用されるため、高いエネルギー効率を実現する。

 同施設は2025年末に試運転を開始する予定で、これによりECO3は、旧システムと比較してCO2排出量を約25%削減できるとしている。

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