2024年10月24日
パッケージ製造時のCO2排出量削減
TOPPAN(株)(齊藤昌典社長)は、製造時のCO2排出量や残留溶剤を削減できる「水性フレキソ印刷」と「ノンソルベントラミネーション」を組み合わせ、製造時のCO2排出量を削減できるパッケージを2022年8月から生産しており、このたび食品業界向けにレトルト殺菌に対応するとともに、電子レンジで加熱できるパウチを2024年10月から提供を開始する。
今回開発したレトルト対応パッケージは、溶剤をほとんど含まない水性インキによる印刷と、有機溶剤を含まないラミネート方式であるノンソルベントラミネーションを組み合わせた生産方式によりVOCの排出量を大幅に削減でき、CO2排出量の低減が可能。従来の油性グラビア印刷と油性ラミネーションを使用したレトルト対応パッケージと比較して、パッケージ製造に関わるCO2排出量を約13%削減することを見込んでいる。
同社では今後、従来の生産方式とは異なる環境適性を備えた同生産方式を確立することで、2025年に関連受注を含めて30億円の売り上げを目指す。