大日本印刷、脱アルミを可能にするPTP用のプラスチックフィルム開発

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大日本印刷(株)は、PTP(Press Through Package)のアルミ箔をPTP用シートと同じ材質のポリプロピレン(PP)に置き換え可能で、バリア性能を付与したPTP用PPフィルムを開発した。
これまでは、PTPをリサイクルする際に、PTP用シートとアルミ箔を分離する工程が必要であった。PTP用PPシートと今回開発したPPフィルムを組み合わせてモノマテリアルのパッケージにすることで生活者の利便性を確保し、印刷適性や密封性を兼ね備えることで日本の医薬品市場での要求も実現する。
DNPは、同製品を医薬品メーカー向けに提供し、2030年度までに累計10億円の売上を目指す。また、2025年6月に開発した「医薬品包装向けPTP用樹脂シート」とともに同製品のサンプルを提供する。なお、DNPは7月9日~11日に東京ビッグサイト西ホール4階で開催されている「第27回インターフェックス ジャパン[医薬品][化粧品]製造展」のDNPブース(W3-20)において、同製品を紹介している。