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コニカミノルタ、幅広いインクに対応する産業用IJヘッド発売

曲面や凹凸面などノズルから印刷面への距離が一定ではない基材に対しても印刷が可能

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長)は、長距離吐出を特長とする産業用インクジェットヘッド「KM800シリーズ」の新製品として、ヒーターの搭載で幅広いインクに対応する「KM800H-MR」を発売した。

 KM800シリーズは、インク吐出部から20mm 離れた対象物にも高画質で印刷できる優れた長距離吐出性能やインクの吐出安定性などが特長で、この長距離吐出性能により、曲面や凹凸面などノズルから印刷面への距離が一定ではない基材に対しても印刷が可能。また、インクジェットヘッドと対象物の距離を確保することで、搬送中にぶつかって印刷機に搭載されているインクジェットヘッドが故障したり、対象物が破損したりすることを抑制し、生産性向上にも貢献している。

 KM800H-MRは、ヒーターを内蔵することで、常温で水性インクに比べて粘度が高いUVインクでも長距離吐出が可能。UVインク対応によりプラスチック、フィルム、紙器など非吸収性基材への印刷が可能となり、ボトル、パッケージ、医薬品の包装や医療品など向けのコーディング・マーキングに用途を拡大することができる。

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