凸版印刷・ホシデン・日本全薬工業、IoTで家畜のストレス管理
凸版印刷(株)、ホシデン(株)(大阪府八尾市)、日本全薬工業(株)(福島県郡山市)は共同で、家畜の活動状況と連携したストレスなどの生体情報の取得により健康状態が把握できる「家畜健康管理サービス」の開発に向けて実証実験を開始する。
同サービスは、凸版印刷が提供する位置情報とネットワークカメラの映像データによる労務管理と、生体センサー連携によるデータ取得で作業員の健康状態を把握できる「ID-Watchy Bio」を活用したもの。この機能である生体センサー「MEDiTAG(メディタグ)」の装着器を家畜専用に改良し、足や首へ装着することで家畜のストレスなどの生体情報の常時取得と可視化を検証。リアルタイムで映像と生体情報が連動することで、体調急変などの早期発見を目指す。
また、日本全薬工業が動物用医薬品の研究開発などで培ったノウハウを活かし、家畜の活動状況と生体情報を連携させた取得データの分析を実施。トラクターの走行音で牛のストレスレベルが上昇するなど活動状況と生体情報が連携した健康状態を把握することで、飼育環境や状況に配慮した家畜の健康・安全管理の実現を目指す。