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DIC、千葉工場にエポキシ樹脂プラントを新設

半導体材料の安定供給に貢献

 DIC(株)は、千葉工場(千葉県市原市)にエポキシ樹脂プラントを新設する。

 エポキシ樹脂は反応性の高い熱硬化型の樹脂で、優れた成形性・耐熱性・電気絶縁性・接着性などの特性があり、幅広い産業で活用されている。同社は1968年からエポキシ樹脂の製造・販売を開始し、原料から製品まで一貫して分子設計する開発体制と、長年培ってきた量産化ノウハウを強みに、エレクトロニクス分野において最先端の樹脂を提供してきた。なかでも、通信技術の高速大容量化によって、高耐熱化・寸法安定性の向上・伝送損失の低減が求められる半導体用途において、安定供給の重要性が高まっている。

 今回、千葉工場の既存プラントの隣接地に新規プラントを建設することで、エポキシ樹脂の中長期的な生産能力の確保や新規生産プロセスの導入による世界トップレベルの品質や生産性向上を実現し、競争力の強化を図っていく考え。

 なお、今般の投資決定は、同投資計画が経済安全保障推進法に基づく「供給確保計画」として経済産業省から認定されたことを踏まえたもので、最大助成額30億円の支援を受ける予定。

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