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日照堂(埼玉)、破産開始決定-負債6億7,300万円

 (株)日照堂(埼玉県川口市青木3-11-25、設立1985年10月)は7月31日、さいたま地裁に破産を申請し、8月9日に破産開始決定を受けた。負債総額は債権者130名に対して約6億7,300万円。

 1973年に創業し、封筒・名刺製造およびオフセット平版印刷・オンデマンド印刷を手掛けていた。約4億円の年間売上高で推移していたが、設備投資過大により2000年9月19日に民事再生法の適用を申請した経緯がある。

 その後も事業を継続し、2004年4月には民事再生手続が終結。2016年には3Dカード事業を開始するなど拡販を図り、2019年には埼玉県より「令和元年度彩の国指定工場」に認定されていた。レーザーカット技術を生かして紙製の耳飾りを製造するなど、オリジナル商品の開発も行っていたが、封筒需要の減少等で業績不振が続き、今回の措置となった。

 なお、事業は8月7日付で(株)コネクト(川口市、登記上:草加市)に譲渡し、従業員も同社が引き継いでいる。
(東京商工リサーチ調べ)

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