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リコー、松井色素化学工業所へ広幅対応DTFプリンターの供給開始

RICOH Pro D1600

 (株)リコー(大山晃社長)は、産業用テキスタイル印刷市場向けに、高生産性を実現する広幅対応Direct To Film(DTF)プリンター「RICOH Pro D1600」について、今秋に予定している日本国内での発売に向け、同システムに必要な周辺機器とのインテグレーションを行う(株)松井色素化学工業所(中島博史社長)への供給を開始する。

 DTF方式は、フィルムにインクジェットで印刷した後、ホットメルトと呼ばれるパウダーを塗布することで、さまざまな素材に転写可能な転写フィルムを作成する印刷手法。綿、ポリエステル、混紡生地など多様な生地に対応できる点が特徴で、また、従来のスクリーン印刷方式に比べて製版工程が不要なため、小ロット・多品種生産や短納期といったニーズにも柔軟に対応でき、テキスタイル業界で急速に注目を集めている。

 RICOH Pro D1600は、スクリーン印刷事業者や中〜大規模のテキスタイル印刷事業者におけるアナログからデジタルへの移行を後押しし、柔軟かつ高品質な生産を実現する。

 なお、リコージャパン(株)では、同製品の取り扱いの予定はないとのこと。

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