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凸版印刷ら3社、包装材料のマテリアルリサイクル実証試験開始

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)、三菱ケミカルグループ(株)(ジョンマーク・ギルソン社長)、共栄社化学(株)(片岡清夫社長)の3社は、包装材料の製造工場から排出される廃プラスチックを水平リサイクルすることを目的とするマテリアルリサイクル生産プロセス共同開発において、生産実証プロセスの原理検証機の導入を含む、マテリアルリサイクル生産プロセスの実証試験を開始した。
 今回プロセス開発するマテリアルリサイクル技術は、プラスチック複合素材の包装材料を剥離・脱墨・分離し、素材別の樹脂として取り出すことが可能で、分離して取り出された各々の樹脂は品質劣化が少なく、リサイクル樹脂として洗剤やシャンプーなどのトイレタリー製品や食品の包装材に使用するフィルムの原料としての利用を検討している。3社は、マテリアルリサイクルされたプラスチックフィルムの生産プロセスを開発し、2027年度の社会実装を目指す。

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