亜細亜印刷、32ページ折丁を主体とした無線綴じ製本ライン構築


閉じる
亜細亜印刷(株)(本社/長野県長野市、藤森英夫社長)は、このほどミューラー・マルティニ製の全自動無線綴じ機「アレグロ」およびハイデルベルグ社製の折機「スタールフォルダーKH82/4KTL-PFH EOU」を導入し、今年6月より製本加工の内製化を開始。7月24日には、ミューラー・マルティニジャパン社およびハイデルベルグ・ジャパン社との共同会見を開催した。
亜細亜印刷では、これまで製本加工を委託していた協力工場の廃業を受け、製本工程の内製化を決断。同社では、多品種小ロットの学術系の専門書籍などが多いことから、正確なプリセット精度を誇る「モーションコントロール技術」を全面採用した「アレグロ」を導入した。
同社が導入した「アレグロ」は、丁合機12鞍、ブックブロックフィーダー、三方断裁機で構成する無線綴じ製本ライン。導入にあたり同社では、「コンパクトな製本ラインの構築」「省人化の実現」「厚みのある製本加工への対応」を挙げていた。
とくにコンパクトな製本ラインの構築については、通常16ページ折丁24鞍で生産する384ページの製本を32ページ折丁を使用することで丁合機の台数を12鞍に半減。これによりライン長の大幅削減と省人化を実現している。
この32ページ折丁については「スタールフォルダーKH82/4KTL-PFH EOU」が担っている。
