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東京スガキ印刷(東京)、破産開始決定-負債17億円

 東京スガキ印刷(株)(東京都豊島区東池袋4-3-12、設立1959年3月、資本金5,000万円)は4月4日、東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。負債総額は債権者約180名に対して約17億円。

 オフセット印刷を主体とし、企画からデザイン、入力など一貫した請負体制を構築していた。チラシやカタログ、ポスター、雑誌など多種多様な印刷を手掛け、特に大手飲食チェーンのメニュー表や大手通信会社の販促品に関する受注が寄与し、ピークとなる2018年7月期には売上高28億4,653万円をあげていた。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大以降は印刷需要が急減。メニュー表のデジタル化が進んだことで飲食店向けの受注も落ち込み、2023年7月期は売上高21億3,512万円に対して560万円の赤字を計上した。借入金に依存した資金繰りが続いていたが、資金調達も限界に達し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)

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