2015年12月25日
HP PageWide Web Press T1100S
稼働時のイメージ
HP社は、段ボールの大量印刷や原紙への直接印刷を可能にするデジタルプレプリントに対応した段ボール印刷向け新製品「HP PageWide Web Press T1100S」をKBA社と共同開発したことを発表した。
同機に備えられた「HP Multi-lane Print Architecture(HP MLPA)」は、ウェブを複数の印刷レーンに分割し、多様なパッケージサイズの異なる個数のジョブをレーンごとに印刷することが可能。複数の極少量、もしくは少量のジョブは、待ち受け時間を挟まず同一のレーンに並べて順番に印刷しつつ、別のレーンでは大量のジョブを印刷することが可能である。
「HP MLPA」をデジタル印刷の利点と組み合わせることにより、コスト効率に優れたカスタマイズやパーソナライズに加えて、少量印刷に対する需要に在庫なしで対応できる段ボール印刷を実現する。
印刷スピードは、1分あたり最大183メートル、1時間あたり最大3万600平方メートル。「HP Bonding Agent」、「HP Priming Agent」ならびに4色の「HP A50水性顔料CMYKインク」を含むプライミング手法の強化により、80〜400グラム/平方メートル(GSM)の標準的な非コートとコートのライナーにオフセット品質の印刷が可能。