2024年2月29日
媒体別広告費＜2021年～2023年＞
（株）電通（本社/東京都港区）は、日本の総広告費と、媒体別・業種別広告費を推定した「2023年 日本の広告費」を発表した。2023年の日本の総広告費は過去最高の7兆3,167億円（前年比103.0％）。このうち、インターネット広告費は3兆3,330億円（前年比107.8％）で、広告市場全体の成長を後押しした。アフターコロナ時代を迎え、プロモーションメディア広告費における「イベント・展示・映像ほか」は、前年比128.7％の高い伸びを示した。
その他、同市場に含まれない広告関連市場の中、商業印刷市場は1兆7,900億円（前年比100.8％）。このうち、ポスター・チラシ・パンフレットの印刷市場は、前年からの縮小傾向は変わらず、1兆600億円（同99.5％）となった。印刷会社各社は原材料費（用紙・インク・版など）の高騰に対する価格転嫁を実施したが、エネルギー関連コストの高騰に対応できず、減少となった。
また、DM制作関連市場は1,115億円（前年比101.1％）。印刷資材の高騰により、制作関連費が増加。効率的なDM活用のためのデータマーケティングやレスポンス測定のためのツールなど、企画制作費や運用作業費も増加した。
