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ウォームアンドビューティフル、入社6ヵ月で契約社員を正社員へ〜印刷業界向けに提供開始

2024年2月15日

独自サービスで「派遣3年ルール」にも非該当


 人材派遣会社を介して人材を雇用する場合、「派遣3年の壁」という同じ人材を3年以上は雇用できないルールがある。このため、企業は優秀な人材を見つけても、やむを得ず手放さなければならないというジレンマに直面している。そのような中、(株)ウォームアンドビューティフル(本社/東京都千代田区)は、派遣社員を原則入社6ヵ月で契約社員から正社員として雇用している。このため、「派遣3年の壁」にも非該当で、自社に必要な人材を雇用し続けることができる独自のサービスを展開している。このほど、出版業界30年の実績をもとに、印刷業界向けにもサービスを開始した。

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阪本執行役員(左)と檜山マネージャー


人材派遣業の新たな形と業界特化で差別化


 同社は元々、出版業界に特化した人材派遣会社。これまでに約100名のスタッフを出版業界に派遣しており、そのうち2〜3割のスタッフは働きぶりを評価され、企業に直雇用されている。そして今回、同社はその「派遣3年ルール」にも非該当の独自のサービスを印刷・新聞・広告など、メディア業界に向けても提供を開始した。同社MSPユニット ブックストアプロモーションセクション執行役員である阪本直樹氏は、「当社のサービスを利用することで、企業はより柔軟かつ効率的な人材採用が可能になる」と話す。

 このサービスを活用すれば、企業は自社に適した優秀な派遣スタッフを、本人の希望があれば、初年度の想定年収の30〜40%を紹介料として支払い、自社雇用の正社員として採用することができる。

 人手不足が深刻化する中、まずは派遣スタッフとして契約し、自社に適した優秀な人材である場合は、その人材を手放すことなく直雇用できる同社のサービスは、企業にとって大きな採用メリットを生むことになる。

 さらに、同社では「素直である」、「真面目である」、「熱量がある」の3つの要素を満たした人材を派遣スタッフとして抱えていることも強みとしている。阪本氏は「そのような人物像のため、最初の半年間で分からないことは素直に吸収し、自分から熱量を持って仕事を覚えようとするスタッフが多い。そのような優秀な人材に対し直雇用したいという企業が多い理由となっている」と説明している。


契約期間内であっても派遣社員の交代も可能


 一方、どんなに優秀な人物を雇用しても、社風などの問題で企業と人材がマッチしない場合もある。そのような場合、同社では契約期間中であっても別の人物に交代させるようにしており、これにより企業とスタッフの双方が納得するサービスを展開している。

 阪本氏は「本来であれば、契約期間は雇用して下さいねとお願いできるのだが、それでは企業にもスタッフにも不満が生じてしまう。そのため、当社では雇用のミスマッチが生じた場合、別の人材を派遣するようにしている」と話す。

 その場合、それまで働いていたスタッフは別の職場に派遣するため、仕事を失わせるという心配もない。法律上の理由で契約期間中は同じ派遣スタッフを雇用しないといけないということもなく、企業と派遣スタッフの双方に満足度の高いサービスを提供している。


募集〜採用までの費用は0円。求める人材を短期間で派遣


 同社では、同社の業務に関連する仕事を行いながら、その人材が保有するスキルが求められる企業から派遣の依頼があった場合、即座に勤務できる「ストック人材」を常時20名ほど抱えているという。同マネージャー檜山昌子氏は、「このため、早ければ1〜2週間で求める人材を派遣できることもある。すぐに見つからない場合も、例えば3ヵ月以内で見つけて欲しいという要望があれば、その期間内に勤務できるスタッフが見つかるまで探し続ける」と話しており、募集から採用までの費用は0円でありながらも、その企業が求める人材を見つける努力は惜しまない。これが出版業界において信頼を築いている理由の1つとも言えるだろう。

 同社では、印刷会社などメディア業界向けの内勤系人材派遣サービスとして、営業事務、経理関係、データ入力などの業務スキルを有する人材を派遣することが可能。今後、クリエイティブ系デザイン、DTPなどにも対応できる人材の派遣を目指している。なお、勤務可能地は首都圏、もしくは関西となっている。


 同社は今回の印刷業界向け人材派遣サービスの提供開始に先立ち、出版業界を主なクライアントとする印刷会社に派遣スタッフを先行的に送り出している。阪本氏は「出版社の方から、人材派遣ならウォームアンドビューティフルにしたらいい人が来ますよと口コミで聞いたみたいで、すでに働いてもらっている。その人材も高い評価をいただいているようだ」と話す。まさに、出版業界で30年にわたり培った信頼と実績の結果であると言えるだろう。阪本氏は印刷会社に向けてのメッセージとして、「良い人材を企業に紹介する橋渡し役となることで、印刷会社と我々のスタッフの双方の幸せに貢献していきたいと考えている。ぜひ人材採用には当社を利用していただきたい」と話している。

 同社では、独自サービスと業界特化のアプローチにより、人材派遣の新たな可能性を広げるとともに、企業と人材の双方のニーズに応える新しい形を提案していると言える。長期的な人材確保の道を切り開くこの取り組みは、今後の印刷業界にとって大きな希望となりそうだ。

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