2015年7月25日
コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、山名昌衛社長)は、同社独自開発の「MEMS技術」を採用した産業用インクジェットヘッドを新たに3種類開発し、来春より量産化を進めていく予定。
新インクジェットヘッドは、独自のMEMS技術により1,024個のノズルをアレイ状かつ立体的に高密度で配置していることに加えて、独自のロバスト設計で高解像度・高精度のインクジェットヘッドを実現している。
さらに同社が長年培った材料技術の活用と耐高熱設計により、低粘度インク(水性インク)から高粘度インク(UVインク・溶剤インクなど)まで優れた耐性を持ち、あらゆる産業用インクに対応できる。また、従来品より高解像度の描画が可能となり、高精細性を求める商業印刷やラベル印刷への適性が向上したほか、射出精度が求められるプリンテッド・エレクトロニクス(PE)などへのアプリケーション展開も可能としている。