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富士フイルム、軟包装印刷用「低臭気UVインクジェット技術」実用化

2015年4月27日
デジタル・グラビアハイブリッド方式の印刷システム「FUJIMO」

 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)と富士特殊紙業(株)(本社/愛知県瀬戸市暁町、杉山仁朗社長)は24日、合同記者会見を開き、軟包装印刷用「低臭気UVインクジェット技術」の実用化と、同技術を搭載したデジタル・グラビアハイブリッド方式の印刷ユニット「FUJIMO」を発表した。
 富士フイルムが新たな低臭気UVインクジェットインクによる画像形成技術を確立し、アライアンスパートナーである(株)ミヤコシとの協業によって同技術をインクジェット印刷機に搭載。高品質と高生産性を両立する「低臭気UVインクジェット技術」として実用化に成功したもの。同技術は、富士フイルムが新開発したUVインクと、軟包装フィルムの表面を窒素で満たしてUV照射する独自の窒素パージ技術により、大幅な低臭気化を実現するとともに、軟包装用デジタル印刷機への搭載時に50m/分という高生産性を可能にした。さらに、高度な「下塗り技術」により、フィルム基材上での着弾滴の濡れ広がりをコントロールすることで、ニジミを抑え、グラビア印刷に匹敵する高濃度と高い文字・画像品質を実現している。
 一方、富士特殊紙業の「FUJIMO」は、同技術と(株)オリエント総業の水性グラビア塗布ユニットを組み合わせることで実用化したデジタル・グラビアハイブリッド方式の印刷システム。CMYKのインクジェット印刷ユニットに、水性グラビア印刷の白インクユニットをインライン接続。インクジェット印刷の「小ロット・短納期対応」といったメリットを活かしながら、印刷面積の広い白インクに従来のグラビア材料を使用することで、低ランニングコストでの運用を実現した。

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