2017年10月6日
商品の切り替え時間を大幅に短縮し、生産効率アップと環境負荷低減を実現する
大日本印刷(株)は、ペットボトル飲料などの無菌充填システムにおいて、商品切り替えの際に充填作業の前処理として行う、機器の殺菌工程の時間を最大1/2に短縮する制御ソフトウエアを開発した。
機器の殺菌時間を短縮することで、ペットボトル飲料の生産効率の向上と、CO2の排出量削減による環境負荷の低減を実現する。
近年、生活者の嗜好が多様化する中、飲料市場においても多品種少量生産が求められるようになっている。そのため、1台の無菌充填システムで生産する商品アイテム数が増加し、充填する商品を切り替える頻度が高まっており、その際に前処理として行う、飲料の殺菌等を行う液処理機器や充填機器の洗浄〜殺菌の工程の時間短縮が求められていた。
今回、DNPはこのニーズに応えて、充填システムの機器殺菌時間を従来の約半分に短縮する制御ソフトウエアを開発した。