2017年1月18日
耐候性、耐摩耗性に優れ、自動車のサンルーフなどに適している
大日本印刷(株)は、耐候性、耐摩耗性に優れた「DNP超耐候ハードコート転写フィルム」の加工性を改良し、自動車のサンルーフなどに対応できる曲面樹脂ガラスを開発した。
この局面樹脂ガラスは、ポリカーボネートなどの樹脂の押出しと同時にフィルムを転写し、その後に曲げ加工を行う。そのため、成形した後にスプレー塗装などでハードコート層を形成する従来の方法と比較し、加工コストを抑えるとともに、製造工程の短縮が可能となる。
重量は、一般の珪酸ガラスの約半分と軽量。一般のガラスと同等の透明性を保持している。最大、直径160ミリの円弧(半径80ミリ)までの曲げ加工が可能で、自動車のサンルーフなどの曲面形状で利用できる。また、耐衝撃性が高く、一般のガラスと比べて割れにくいため、安全面にも優れている。