2016年12月5日
若手研究者・メディアアーティストの落合陽一氏
大日本印刷(株)は世界で初めて、国際的に注目されている若手研究者・メディアアーティスト、落合陽一氏の個展をマレーシアの首都・クアラルンプールのISETAN The Japan Store内にあるイベントスペース「CUBE_1」において、12月11日〜2017年1月14日まで開催する。
落合陽一氏は、人間と自然とデジタルリソース(コンピューター)がシームレスにつながり合う「デジタルネイチャー」という世界観を提唱し、多くの研究成果を発表してきた。2015年には、技術分野の世界的研究者が選出される「ワールド・テクノロジー・アワード」を受賞している。「デジタルネイチャー」という、コンピュータと人の新しい関係の実証に向けて、「実世界志向コンピュータグラフィクス」や「ヒューマンコンピューテーション」、「アナログとデジタルのテクノロジーを混在させたメディアアート表現」などを用いて様々な表現活動を展開している。
同個展では、東京に生まれ、日本的なサブカルチャーと工業文化の中で生きてきた同氏が、工学的なアートを作り出すに至った軌跡や着眼点、「デジタルネイチャー」の発想、表現したイメージと物質の間にある美しさを体験型と鑑賞型の約20作品の展示を通して紹介する。