2015年1月23日
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、模造品被害の抑制に効果的なキャラクターライセンス用ホログラムラベルを開発。本格的な販売を開始した。
凸版印刷が独自開発したホログラム「S-White(エス・ホワイト)」を用いたラベル。見る角度を90度回転させることで白黒が反転するホログラムで、検証器具などを使用することなく目視により明確に偽造品との区別が可能だ。また、従来のような7色にキラキラ光る見え方ではなく、光沢を抑えたマット調で白黒に光る仕組みのため、ホログラム自体の模造が困難である。
さらに、ID印字をホログラムと一体化したことにより、製品管理や流通管理などのトレーサビリティ管理も可能。同社は今後、キャラクター製品を海外に販売する企業のブランドプロテクション用途として拡販し、2015年に関連受注を含め約5億円の売上を目指す。