2014年12月16日
大日本印刷(株)は、店内などに流れる音に埋め込まれた電子透かしを取得してイベントやクーポンなどの情報をスマートフォンで閲覧できるサービスを開発。このほど、(株)ユニカが運営する新宿駅東口の街頭ビジョン「ユニカビジョン」において、同サービスを利用した情報配信が採用された。
同サービスは、人間の耳では識別しにくい電子透かし技術を活用しており、電子透かしを埋め込んだ音は原音とほとんど同じ。電子透かしには高周波領域を使わないため、既存のスピーカーを利用してサービスを提供できる。1曲の中で部分ごとに埋め込む情報を変えることによって、複数の情報を配信することができる。
音が届く範囲であれば、同時に多くに生活者に情報を配信できるほか、アクセスログを取得して、マーケティング施策の改善に活用できる。