2014年7月7日
大日本印刷(株)は、医薬品の効能書きや機器の取り扱い説明書などの印刷物の校正業務や納入された印刷資材の受入検査業務を、画像照合でスピーディーかつ正確に行える「印刷物検査システム」を開発し、7月7日に発売した。
医薬品や化粧品、医療機器のラベルなどの印刷物には、厚生労働省が規定する「GMP(Good Manufacturing Practice)」により、資材の受け入れ検査記録を残すことが義務付けられている。DNPはこれまで、医薬品・化粧品・医療機器のメーカーなどの多くが目視で行っていた印刷資材の受入検査業務の効率化と精度向上を支援するために、自動的に不良個所を検知する画像照合システムを販売してきた。
今回、この画像照合システムに、医薬品メーカーだけでなく、食品や飲料のメーカーからの要望も多かった印刷物制作時の校正業務を効率化する機能を追加した。これによって、各メーカーの校正業務や工場での印刷物の受入検査などが迅速、正確に行えるようになり、印刷資材の品質向上やヒューマンエラー対策をトータルにサポートする。