2013年3月21日
新書体の試作フォント
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、オリジナル書体である「凸版明朝体」「凸版ゴシック体」をもとに、電子出版コンテンツを読みやすくする新書体の開発に着手し、試作フォントを公開した。
同社オリジナル書体は、「築地体」をベースに、1956年に活版印刷用として設計され、文芸作品をはじめとする多くの書籍で用いられてきた。
今回同社は、急速に進む電子化の中で、これからの情報コミュニケーションを支える情報流通基盤の進展を目的に、電子端末で読みやすい本文用、見出し用、欧文の新書体を開発。まずは本文用明朝体について2013年夏頃のサンプル出荷を目指すとともに、2016年春までに計5書体の提供開始を目指す。