2013年1月9日
足立会長
(社)日本印刷産業連合会(足立直樹会長)の2013年新年交歓会が1月8日、東京のホテルオークラで開かれ、政界・官界ほか多数の来賓、加盟10団体会員関係者らおよそ650名が出席。本年4月、一般社団法人への移行という節目の年を迎える日印産連の運営方針について足立会長は新年の挨拶の中で「より自由度の高い活動が可能となることから、これまで以上に会員企業のニーズに応える体制づくりを進めていきたい」との考えを明らかにした。
さらに足立会長は「印刷産業の地位向上」についても言及し、「印刷産業は、日本の全ての産業に貢献する数少ない産業である。我々は印刷の仕事を通して、それぞれの地域の産業を盛り立ててきた」と、これまで印刷産業が果たしてきた役割について評価する一方、現在では、顧客・地域から「パートナー」としての信頼度が薄れてきていると指摘。その現状を打破するためにも足立会長は「我々は、もう一度それぞれの役割を見直し、価値のあるパートナーとしての印刷産業の地位向上に力を入れていくべきである」と、サービス提供手段をあらためて再考し、より顧客・地域に貢献できる企業体制を整えることが印刷産業全体の地位向上につながるとの見解を示した。