2017年11月24日
来場者は内装パーツを自由にデザイン
完成したデザインはオムニファイアですぐに印刷
ハイデルベルグ社は、9月14日から24日までドイツ・フランクフルトで開催された「フランクフルトモーターショー2017」で、自動車産業の技術パートナーとしてカスタマイズに対応する高度なデジタル印刷技術を披露した。
同社は、メルセデス・ベンツの展示ブースにおいて、来場者が自分の好みに合わせてsmartをデザインできるデモンストレーションを披露。実演では、ハイデルベルグ製4Dデジタル印刷システム「オムニファイア250」で、smartのデザインから印刷までの工程を紹介した。
まず、コンフィギュレーションアプリを使って、来場者は内装パーツ(ベンチレーションノズル、インスツルメントパネル、マルチメディア操作パネルなど)を好みのモチーフで自由にデザインした後、全体のデザインをタブレットもしくはVRゴーグルで確認。作成したデザインは、印刷用に最適化された後、ハプティック効果を使ったカラー印刷で実際の部品の表面に直接印刷される。同社は、一貫してデジタル化された手順を新たなデジタルソリューションとして自動車産業に提案した。