2016年3月3日
カンバス地への印刷も可能に
富士フイルム(株)はdrupa2016において、B2サイズ枚葉型インクジェットデジタル印刷機「Jet Press 720S」の最新モデルを発表する。
同機は2011年の発売以来、全世界で70台の導入実績を誇るフラッグシップ機。今回発表された最新モデルでは、ソフトウェアのアップグレードで処理能力が向上した結果、処理待ち時間を大幅に短縮し、稼働率を従来比約20%向上させているほか、新しいバキュームジャケットの採用で、カンバス地への印刷が可能になっている。
さらに、ワークフローシステム「XMF」との連携強化を強化。MIS連携ソフトやWeb受注システムなどとの連携で、Jet Press 720Sを含む複数のデジタルプレスや後加工機を統合制御し、効率的な生産体制の確立を可能にする。
drupaでは、ハリス&ブルーノ製ニスコーターをインライン接続して稼働実演を行う。
また、商業印刷ゾーンでは、輪転型デジタルプレスの技術展示も行われる予定。