2017年10月25日
満席のセミナー会場
(一社)PODi(東京都千代田区、亀井雅彦代表理事)とイー・エフ・アイ(株)(東京都品川区、Andy Yarrow代表)は10月24日、海外で導入が進む「近代的MIS」を中心としたスマート印刷ファクトリーを、最新の技術と実例を交えて紹介するセミナー「Connect Japan 2017」を開催した。
入稿から出荷までをシームレスにカバーし、グローバルで圧倒的なプレゼンスを誇るEFIのエンドトゥエンドソリューション。今回はその最新の技術と導入事例を日本に紹介するために企画された。亀井代表は、「デジタル印刷機の前後をインライン接続したデバイス指向のエンドトゥエンドは、単一大量生産には向いているが、多品種小ロット生産には不向き」と指摘した上で、「最も重要なことは、多様な仕様のジョブが納品まで適正なコストで辿り着き、検品とクレーム対応が双方向で通信できるかである」と述べ、「OS構造のような統合型管理が理想的なエンドトゥエンドだ」とした。
これに対してEFIから、人のタッチポイントを排除してワークフローを自動化し、ビジネスを管理するためのデータを利用可能とする「近代的MIS」が紹介された。
また、最終セッションでは、「世界の印刷工場のスマート化と日本のチャンス」と題し、亀井氏をモデレーターに、EFI、(株)ウエマツ執行役員の金子純氏、日本フォーム印刷工業連合会の山口実専務理事によるパネルディスカッションも行われた。