2015年6月23日
印刷会社など取引関係先を招待し、約30名が参加した
(株)モリサワ(森澤彰彦社長)は6月10日、凸版印刷(株)印刷博物館において7月12日まで開催中の「ヴァチカン教皇庁図書館展II 書物がひらくルネサンス」の見学会を開催。印刷会社など取引関係先を招待し、約30名が参加した。同展の企画学芸員である中西保仁氏による解説を聞きながら、ルネサンスと書物の魅力に触れた。
世界に類を見ない貴重書を多数所蔵するヴァチカン教皇庁図書館。2002年の開催以来、第2回目となる今回の展示会では、「書物」と「ルネサンス」をキーワードに、ヴァチカン教皇庁図書館が所蔵する第一級の中世写本、初期刊本、地図、書簡など21点を中心に、印刷博物館や国内諸機関が所蔵する書物などを加えた計69点を展示している。
見学会の冒頭、モリサワ・森澤嘉昭相談役が「私なりに解釈したり、分からなかったりするものも多い中、やはり専門家の話を聞くと、すばらしいと実感し、感動した。印刷業界の方にもこういう貴重な体験をしていただきたいと思い本日の催しになった。書物や文字文化に関心のある皆さまと一緒に、学びの時間を楽しんでほしい」と挨拶した。