2013年2月28日
(社)日本印刷産業連合会(足立直樹会長)が実施するグリーンプリンティング認定制度のうち、グリーンプリンティング(GP)マークを表示した印刷製品の総数が平成18年の制度スタート以来、累計で2億4,000万部に達した。
GPマークは、同連合会が定める環境基準を達成したグリーンプリンティング認定に工場が印刷する製品の環境ラベルとして、平成18年のGP認定事業の創設以来、各種印刷製品に表示されてきた。今回の集計データによるとオフセット印刷製品へのGPマーク表示件数は8125件、印刷部数は2億4,177万部。スター数別の割合(件数)では、環境配慮の度合いが1番高いスリースターが10%、ツースターが43%、ワンスターが47%という結果となった。
GPマーク印刷製品表示制度は、GP認定工場が製造し、紙、インキ等の印刷資材がグリーン基準に適合していることが条件となっており、従来の印刷製品に対する環境ラベルと比較して、環境配慮のレベルがより高い表示制度。GP認定工場が責任をもって表示し、半期に1度、グリーンプリンティング認定事務局に表示件数、表示部数を報告する仕組みになっている。
同制度は、表示された認定番号から製造工場が特定できる高いトレーサビリティに加え、使用料が不要ですぐ表示できる点、さらに表示基準がきわめて明確であることなど印刷発注者の様々な要望に応えられる総合的な環境配慮マーク制度として環境報告書、CSRレポートをはじめ、官公庁の発行物、パンフレット、カタログ等の商業印刷物、各地域のフリーペーパー等幅広く利用されている。