2010年12月13日
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、環境配慮型カードに植物の種を付加した「TANE-KAMICARD」の試作品を開発した。
同カードは、凸版印刷が2009年より展開している生分解性100%の環境配慮型カードであるKAMICARDに、植物の種を付加。使いきりのギフトカードや携帯電話のSIMカードで折り取った際に廃棄していた部位に植物の種を仕込むことで、土中に埋めて花を咲かせたり、植物の生育を楽しんだりすることができる。従来の環境配慮型製品としてのKAMICARDの特長に加え、植物を育てることができるようになったことで、カードの使用後に楽しむことができ、環境保全にも貢献した実感を得ることができる。
同社では今後さらに実用化のための耐久性の向上など開発を進め、携帯電話のSIMカードやギフトカード、園芸小物用途など向けに2012年度のテスト運用を目指す。