2017年10月24日
今年1月に導入した「スピードマスターXL106」
(株)大鹿印刷所(本社/岐阜県損斐郡大野町、大鹿道徳社長)は、このほどハイデルベルグ社製「スピードマスターXL106」を導入。10月20日には、ハイデルベルグ・ジャパン(株)協力のもと、記者懇談会が開催され、導入の経緯や現在の稼働状況などが報告された。
同社が導入した「スピードマスターXL106」は、ハイデルベルグが提唱する「Simply Smart」を具現化し、オフセット印刷の完全自動運転を実現する「Push to Stop」コンセプトに基づいて設計された最新のdrupa2016モデル。「Push to Stop」コンセプトとは、プリネクトによって作成されたジョブチケットに従い、印刷の順序を含めたすべての前準備が自動的に行われ、印刷機はとくに停止指示を出さない限り、次々と自動運転を行うもの。
同社では、老朽化した他社製印刷機2台を撤去して同機を導入し、今年1月より本格稼働を開始している。現在では、1日で約18ジョブ(平均3,000ロット)をこなし、印刷準備時間を含め1ジョブあたり約12分という高い生産性を実現。これにより導入から数ヵ月で、すでに印刷機2台分以上の稼働を行っている。