2017年3月8日
MPS社は「プライムファイア106」の最初のパイロットユーザーとなる
ハイデルベルグ社がdrupa2016で世界初公開した70×100mmクラスの商業用デジタル印刷機「プライムファイア106」が米国ニューヨークに本社を構えるマルチ・パッケージング・ソリューション社(MPS社)のドイツ・オーバーズルム工場で試運転を開始した。
「プライムファイア106」は、ハイデルベルグ社と富士フイルム社が共同開発した次世代インクジェットデジタル印刷機。バリアブルパッケージ印刷、パーソナルパッケージ印刷はもちろん、ひとつひとつの箱にトレーサビリティやセキュリティ用のコードを加えることも可能。また、富士フイルム社の7色インクジェット技術とハイデルベルグ社のマルチカラー技術によって広色域再現を実現。PANTONEカラーの95%をカバーできるため、特色の多いパッケージでも時間とコスト削減に貢献する。さらに水性顔料インクは、食品包装や医薬品包装に求められる高い環境基準やリサイクル基準などの安全性も兼ね備えている。
MPS社は、システムの品質と信頼性、そしてハイデルベルグ社のサービス体制を評価し、「プライムファイア106」の導入を決定した。