2017年3月3日
コニカミノルタ(株)(山名昌衛社長)が設定するCO2削減目標が、国際的なイニシアチブである「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」より、産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるための科学的根拠に基づいた目標であるとして、2月13日付で承認された。
SBTイニシアチブは、産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるための科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標(SBT)の達成を推進するためにCDP、国連グローバル・コンパクトなどの4団体が2015年に共同で設立。現在、世界212社がSBT設定を宣言しており、このうちコニカミノルタを含む38社(日本は4社)の温室効果ガス削減目標が承認されている。
コニカミノルタは、2009年に策定した「エコビジョン2050」で、製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を2050年までに2005年度比で80%削減する目標を設定。今回、承認を受けたのは「エコビジョン2050」からのバックキャスティングにより新しく設定した2030年までに2005年度比で60%削減する目標となっている。