2017年2月14日
高度な自動化技術と最新の品質管理装置を搭載した「プリメーラ」
事務所内のモニターで生産現場の情報をリアルタイムで確認する永井社長
(株)あけぼの(新潟市、永井輝雄社長)は、製本工程の「見える化」推進を目的に、国内初となるミューラー・マルティニ製本加工用デジタルワークフロー「Connex.Info」の運用を開始した。
同社は、(株)第一印刷所(堀一社長)の製本加工部門を担うグループ会社。昨年8月、さらなる業容拡大と品質の安定供給を目指し、高度な自動化技術と最新の品質管理装置を搭載した中綴じ機「プリメーラ」を導入。併せて、小ロット化による利益圧迫に対し、ワークフローのより適正な管理による生産性向上を図るため、「Connex.Info」を立ち上げた。
「Connex.Info」は、デジタルワークフロー「Connex」の情報モジュールで、生産現場の情報をリアルタイムにJDF/JMFの電子情報としてフィードバックする。同社では、「プリメーラ」に加え、既設の「ブラボプラス」中綴じ機2ラインも「Connex.Info」に接続。それぞれのJMFフィードバックをConnexサーバー経由で事務所内のモニターに表示し、生産情報の共有化を図っている。