2016年9月14日
富士フイルムグループは、地球温暖化防止のために、製品ライフサイクル全体にわたってCO2排出量削減に力を入れている。その一環として、世界の各拠点で再生可能エネルギー(グリーンエネルギー)の活用にも取り組んでおり、このほど、CTPプレートなどの生産を担うFUJIFILM Manufacturing Europe B.Vのチルバーグ工場では、工場の全電力をすべて風力発電でカバーすることが可能になった。
チルバーグ工場で風力発電を導入したのは2011年9月。オランダのエネルギー供給会社のEneco社との共同プロジェクトにより、工場敷地内に5基の風力発電タービン「FUJIFILM Wind Farm」を設置し、当初、工場の消費電力の15%を供給していた。そしてこのほど、富士フイルムは、北海に面するゼーラント州の大型風力タービン5基による年間100ギガワット時(3万世帯相当)の電力供給を受ける契約をEneco社と締結した。