2016年9月5日
トッパン・フォームズ(株)は、ASEANエリアの新たな活動拠点としてベトナム・ホーチミン市に駐在員事務所を開設し、現地での活動を開始した。
ベトナムでは、日本の政府開発援助(ODA)や現地プロジェクトによる道路や鉄道、港などのインフラ整備が積極的に行われており、また交通インフラの整備が進むことによる物流網の拡大や、経済の高度化に伴う金融や通信インフラの拡大が予想される。
このような状況において、同社は2015年1月に受注した高速道路のETCカードをはじめとする各種交通系ICカードを提供するなど、現地でのビジネスを開始している。今後、印刷事業や商品事業、ICカードを含むICT事業の製品・サービスの提供を目指し、ベトナム市場の開拓を進めるための第一歩として駐在員事務所を開設した。
今後同社は、ホーチミン駐在員事務所の現地法人化を進める一方、営業や開発、製造、調達面での連携を包括的に強化。東南アジア中心に海外事業を拡大し、2021年3月期に連結売上高構成比率15%を目指す。