2014年9月26日
今年1月に着工、7月末に竣工した新社屋
パッケージ印刷や化粧箱・紙器の製作を手掛ける作道印刷(株)(東大阪市水走1-12-20、作道孝行社長)は9月25・26日の2日間、今年7月末に竣工した新社屋の内覧会を開催し、その全容を公開した。
同社の生産拠点はこれまで、印刷の城東工場と加工の本社工場の2ヵ所に分散されていたことから、物流面での時間的・経済的ロスを強いられていた。今回の新社屋建設は、この生産拠点集約が最大の狙い。同時に、仕事の導線を緻密に計算した設計を施すことで、生産性の向上と人的ミスの排除を実現している。
3階には216枚のソーラーパネルを設置。その他にもデマンド制御システムや全館LED照明を採用するなど、環境配慮型の印刷工場を目指した。
さらに「仕事をスムースに流せる導線の設計」の「肝」となっているのが、3フロアすべてを貫く自動倉庫だ。167パレット収納可能で、これらはすべてデータ管理されている。工程間の物流的効率化からスムースな在庫管理、配送を実現する。