2012年8月20日
日本製紙連合会が発表した7月の紙・板紙需給速報によると、紙・板紙の国内出荷は前年同月比1.7%減で、落ち幅は縮小するも前月に続き減少となった。うち、紙は3.1%減で4ヵ月連続の減少、板紙は横ばい。主要品種は新聞用紙、衛生用紙、段ボール原紙を除き減少した。
印刷・情報用紙の国内出荷は前年同月比6.1%減で、輸入に一服感があるものの引き続き高水準で、加えて商印向けの不振等が影響し、4ヵ月連続の減少となった。一方、輸出は48.3%増で、震災前の水準は下回るものの、主力の塗工紙を中心に4ヵ月連続の増加となった。