2012年6月1日
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)と(株)朝日新聞社(秋山耿太郎社長)が大阪・福島区に建設している新聞印刷工場において、その運営会社が設立された。
会社名は「(株)トッパンメディアプリンテック関西」。資本金は1億円で、出資比率は凸版印刷55%、朝日新聞社40%、日刊スポーツ新聞西日本(松本督社長)5%。社長には凸版印刷・新社設立準備室総括責任者の仲畑信久氏が就任した。
新聞印刷工場は、凸版印刷が所有する敷地(大阪市福島区海老江3-22-61)に建設中で、敷地面積は約2万7,000平方メートル、工場は5階建て、延床面積は約2万6,000平方メートル。うち新聞印刷工場部分が約1万8,000平方メートルになる。
輪転機は5セットで、機種は三菱重工印刷紙工機械製4×1機(最高速度16万部/時)。現時点では、朝日新聞の朝夕刊、日刊スポーツ、協力諸紙を印刷する予定だ。また同工場の3〜5階(約8,000平方メートル)には凸版印刷の製版部門が入る計画。
建屋の完成は2012年夏。同年9月から輪転機の1セット目が稼働し、2013年1月には5セットが全面稼働する予定。