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企業・経営

富士フイルム、クローズドループリサイクルでCO2最大63%削減

2011年9月15日
使用済み「CTP版/PS版」のクローズドループリサイクルの仕組み

 富士フイルム(株)(古森重隆社長)は、今年10月より印刷会社や新聞社などで使用された同社のオフセット印刷用刷版材料「CTP版・PS版」から主原材料であるアルミニウムを再利用するクローズドループリサイクルをスタートさせ、印刷会社や新聞社、アルミニウム回収会社、合金メーカー、圧延メーカーなどと協力して環境負荷の大幅な低減を実施する。
 オフセット印刷用刷版材料「CTP版/PS版」には、耐刷性や保水性、耐汚れ性など良好な印刷特性を確保するために純度の高いアルミニウムを使用しており、そのため、従来はアルミニウムの新地金を使用してきたが、このアルミニウムの新地金を製造するには、新たな資源と大量のエネルギーを要し、大きな環境負荷がかかる。
 富士フイルムは、平成19年に生産工程で発生したテストサンプルや端材など、製品として使用されない廃材アルミニウムを再利用するクローズドループリサイクル体制を確立。リサイクル時の不純物の混入を抑えて、高品質な「CTP版/PS版」を製造・提供する中で、クローズドループリサイクルの実績を積んできた。
 このリサイクルしたアルミニウムを生産工程へ投入することで、アルミニウムの製造からCTP版/PS版の生産までに発生するCO2量を、アルミニウム新地金を使用した場合と比較して最大63%削減できることになる。

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