2011年8月10日
フォント事業譲渡を発表するモリサワの森澤彰彦社長(左)とリョービイマジクスの筆谷清隆社長
(株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、リョービ(株)(浦上彰社長)・リョービイマジクス(株)(筆谷清隆社長)からフォント事業の譲渡を受けることで合意したと発表した。正式な事業譲渡は2011年10月1日付け。
今回の合意により、リョービのフォント事業に関するすべての資産(フォントは136書体)がモリサワに譲渡され、新たな運営者であるモリサワが顧客に対してサービスを提供していく予定。
譲渡されたリョービ書体は、各書体の特徴に応じて、モリサワブランド、もしくはモリサワの100%子会社であるタイプバンクブランドとして製品化され、提供されることになる。
また、既存のリョービフォントユーザーへのサポートは、譲渡日よりモリサワ、もしくはタイプバンクが担当する。
一方、モリサワが展開するフォントライセンスシステム「MORISAWA PASSPORT」への搭載については、2012年から順次組み入れていく予定だが、その対象となるのは、モリサワブランド化書体は全書体、タイプバンクブランド化書体は特徴に応じて選択搭載していく。