2024年7月22日
(株)紀州紙商岩本(和歌山市小雑賀662-1、設立1953年5月、資本金1,000万円)は再度の資金ショートを起こし7月4日、行き詰まりを表面化した。負債総額は約2億円。
(株)岩本洋紙店の商号で設立。板紙や洋紙等の卸売を手掛け、大阪府泉南地区から和歌山県全域の印刷業者などに営業基盤を築き、ピーク時の1992年12月期には売上高約7億8,300万円を計上していた。
しかし、その後は景気低迷などもあって売上は下降線をたどり、2023年12月期の売上高は2億5748万円にまで減少。連続赤字を計上し財務面の棄損が進むなか、ペーパーレス化の浸透やチラシ広告の減少など取り巻く環境は厳しく、資金繰りが限界に達し、今回の事態となった。
(東京商工リサーチ調べ)