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宮嶋印刷(東京)、破産開始決定-負債3億4,296万円

 宮嶋印刷(株)(東京都新宿区下宮比町2-28、設立1951年5月、資本金1,000万円)は11月19日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は3億4,296万円(2024年6月期決算時点)。

 1941年創業の老舗。官公庁関連に受注基盤を持ち、統計資料などの出版物の印刷を中心に、1996年8月期には売上高約12億4,000万円をあげていた。しかし、紙媒体の需要減少などから業績はジリ貧をたどった。資金繰りが悪化するなかで大口債権者と支払いを巡ってトラブルとなり、破産を申し立てられる事態が発生。この対抗措置として2009年2月24日に民事再生法の適用を申請し同年3月2日、再生手続開始決定を受けた。

 その後、2012年9月には認可後3年を経て再生手続きが終結。以降はスポンサーのもとで再生に取り組み、2020年6月期は売上高5億1,800万円にまで回復していた。ただ、採算面では不安定な推移をたどり、赤字決算を散発していたほか、近年は取引先からの受注減少で2024年6月期は売上高1億3,300万円にまで減少し、債務超過が続いていた。
(東京商工リサーチ調べ)

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