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マルダイ印刷(栃木)、破産開始決定-負債2億7,000万円

 マルダイ印刷(有)(栃木県宇都宮市戸祭1-9-3、設立1981年8月、資本金800万円)は11月28日、宇都宮地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は約2億7,000万円。

 1974年11月に創業し、折込チラシやカタログなど商業印刷全般を扱っていた。積極的な営業攻勢のもとで着実に実績を重ね、2011年11月には東京に営業所を開設し業容拡大を図った。一方で、2014年10月には宮の内工場への投資を進めて生産性を向上させ、2018年7月期はピークとなる売上高約5億円を計上した。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大によりペーパーレス化が一層加速し、事業規模が縮小。売上が不足するなかで先行投資に費やした資金負担が重く圧し掛かり、採算割れの状態に陥った。徐々に現預金も枯渇して資金繰りが逼迫し、これ以上の事業継続は困難との判断から、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)

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