2017年2月27日
(有)コウテック(東大阪市荒本新町6-29-305、平成11年7月設立、資本金300万円、従業員4名)は2月7日、大阪地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約2億7,000万円。
平成7年創業の特殊印刷機械を主体とする印刷関連機械メーカー。ロールツーロールスクリーン印刷機等を主軸に、国内企業だけでなく韓国などの海外企業にも販路を構築し、平成20年6月期には売上高3億2,051万円を計上していた。
その後、リーマン・ショック等を経て徐々に業容は縮小していたが、スポットの大口受注があり22年6月期まで売上高は3億円台を維持していた。しかし、円高の影響により海外の大口案件、取引先数が減少し、24年6月期には売上高が2億円台を割り込んだ。26年6月期には売上高が約1億円まで落ち込み、採算面も低調で資金繰りが逼迫。事業継続のめどが立たず、27年12月には実質的に事業を停止した。
(東京商工リサーチ調べ)