2016年7月4日
(株)グラフィコ(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-10-14、設立 昭和63年1月、資本金1,000万円、従業員2名)は6月22日、東京地裁より破産開始決定を受けた。
同社は昭和58年11月に創業した印刷業者。都内の法人および個人を得意先に広告・出版物の印刷請負から印刷物デザイン、ホームページの制作のほか、新潟県内でピザ・パスタのデリバリー店舗5店舗の経営も行い、ピーク時の平成9年12月期は売上高約8億8,000万円をあげていた。
しかし、印刷部門の売上は得意先からの受注の低迷に加え単価の値引き要請も厳しく、また、ピザ・パスタのデリバリー店は不採算による閉店が続き、平成26年12月期の売上高は約1億2,300万円にまで下落していた。このため、リストラ実施により経営立て直しを図ってきたが、年間売上高に匹敵する借入金を抱え、金利負担や店舗撤退損などの費用もかさみ、赤字決算が続き厳しい経営状況となっていた。
負債総額は、推定1億8,000万円。
(東京商工リサーチ調べ)