2015年6月26日
栗田出版販売(株)(東京都千代田区神田神保町3-25、設立:昭和23年6月、資本金3億7,800万円、従業員158名)は6月26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約134億9,600万円(平成26年9月期決算時点)。
大正7年創業で業歴は97年におよぶ老舗で、業界第4位の大手書籍取次業者。書籍や雑誌のほか教育OA機器やCDなどのメディア類も扱い、書籍店や百貨店、スーパーなどに営業地盤を構築してきた。ピーク時となる平成3年10月期には売上高約701億円をあげていたが、バブル崩壊後の出版不況の影響などで徐々に売上高は減少、採算も低下していった。21年9月期以降は売上高が500億円を下回り、赤字を頻発するようになっていた。このため24年3月に本社を移転の上、後に売却し、リストラも進めていた。
しかし、26年9月期の売上高は329億3,100万円にまで落ちこみ2億6,200万円の赤字を計上、1億9,700万円の債務超過に転落していた。
(東京商工リサーチ調べ)